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ベンチャーの資金調達について

経営 ファイナンス

今回のテーマはVBの資金調達について。

日頃、投資活動を行っている人間としてベンチャーの資金調達は非常に興味深い。スタートアップ、ベンチャーという言葉が日本で市民権を得て、多くの人が起業を身近に感じ、自ら起業する(熱意を持った)人が増えている。

毎日愛用しているNewsPicks(ニューズピックス)の連載で、元ミクシィ社長の朝倉氏が経営論に関する連載を過去にしており、先ほどまで読み返していた。その中で、資金調達について記載があったので、私も書いてみる。

資金調達とは

「資金調達」はその名の通り、事業をしていくための資金を調達すること。調達には大きく分けて2つの方法がある。一つ目が金融機関などからの借入(いわゆるデット)。銀行からお金を借りる、ということは多くの人が知っていることだ。ドラマだと、中小企業の社長が銀行でお金を借りるという場面をよく見る。お金を借りる、ということなので、もちろん返さなければいけない。借りた金額をそのまま返すのではなく、いくらか金利を付けて金融機関へ返す。よく聞くゼロ金利というのは、また少し具合が違う。

さて、金融機関(ここでは銀行とする)は誰にでもお金を貸してくれるのでしょうか。「今日会社を作りました!事業を大きくしたいので、お金を貸してください」と銀行の窓口に行っても相手にされない。お金を貸して、返してもらえない事態になることが銀行にとって一番のリスクであるため、信用のある人にではないと貸せないのだ。信用度が低くても貸してくれる際には高い金利が設定される。まあ、当たり前の話です。とりあえず以上が借入。

二つ目は増資。聞いたことがありそうでなさそうな「増資」という言葉。資本を増やす、という意味だ。増資は自社の株式と引き換えに、投資を受ける。例えば、自社の株式が今100株あり、うち10株を上げることでその人からいくらかお金をもらう(このときの金額が株価であり、その会社の企業価値を表す)。

ベンチャー投資の世界に身を置いていると、「起業した!ベンチャーキャピタル(VC)に会いに行って資金を調達しよう」と考えている経営者が非常に多い。若い起業家を見ていると、「〇〇ていうVCから調達できたぜ」っていうのが一つのステータスになっているような気がする。

どっちが良いのよ

ここで私が提起するテーマが、「借入と増資、どちらが資金調達としてよいのか」である。ぶっちゃけると、借入で事業が賄えるなら借入が良いに決まっている。その点について自分の考えを述べていく。

増資とは、株式を投資家に渡し、資金を調達すること。つまり、自分が会社を保有している割合が少なくなることも意味する。自分だけのものではなくなっていってしまいます。資本政策によっては、創業社長の持分が少なくなり、VCや他株主の意見が強くなり自分の思い通りに会社をうごかせなくなってしまう。外部の声は非常に大事だか、スタートアップで最も大事なのは創業社長の信念や熱意。増資による持分の希薄化は会社の成長スピードや伸びしろまで奪ってしまう可能性がある。

 

資本政策は本当にしっかりと作成して頂き、デットファイナンスも頭に入れておいてもらいたい。